1)郵便ポスト(田中一雄先生)
GKデザインの変遷と、キッコーマンの醤油の話。当時「流通パケージ」がそのまま食卓に乗って良いか、という面での批判もあった。今となっては日常の風景になっている。

【郵便ポストの話】
Marupost

 

 

 

 

 

 

 

 

1号丸形、ポストのアイコン的なデザイン。郵便局員のデザインだった。
このポストを新しいデザインにするべく、GKは調査から開発まで7年くらいかけて取り組んだ。
最初は機能要件などについての検討。郵送物の大型化、雨に濡れない様に、掴む為のハンドルなどスタイリングの前にさまざまな検討を行った。(GKだけではなく千葉大学の杉山先生と一緒にすすめていった。)

田舎のほうに行くと、容量の小さいものもある。そのため、スタイリングの前にサイズ展開を前提として整合をどうとるかをスケッチ、検討。

その後1/3スケールのモデル作成。

次に色の検討、昔のポストは今よりもちょっと「朱色」っぽかった。
もう少し落ち着いた赤色になった。
世界のポストはおおむね黄色か赤が多い。欧州では黄色や赤色は「公共」の色として認識されている。

当初はシステムで、ユニットの組み合わせで様々なバリエーションに対応できるようにしよう、という考え方。また赤色のみがあまり目立つのは避けて、小片はシルバー、サイド面のみ赤色にしてはどうか…と考えていた。

30台ほどの実物モデルを作成し、郵政省日比谷公園でアンケートをとった。
…がアンケートの設問の設定に疑問があった。「郵便ポストの色は何色がいいでしょうか?」という設問。この設問では赤色へ誘導しようとする不公正さがあるのでは。アンケートを受けて結果的に(正面のシルバーはやめて)全面に赤色を塗装する事になった。シルバーとのコンビネーションのほうが良かったと今でも思っている…

実際ポストを設置、運営すると郵便局の運営側が張り紙をして非常に美観が損なわれる。どうして日本は張り紙がこんなにも多いのか…電車内でもそうですね…

7000万(7年)程度のコストをかけてデザイン開発を行った。
断続的ではあるが、ほぼ専任のスタッフがついて取り組んだ。

どうしてポストを変える様になったか?
身障者の方からの、車から降りてポストに投函するのが難しい。乗車したまま投函できるようにならないかという内容の投書が国会議員にあり、それが郵政省へ…とのこと。

 

後半の内容は「WIDD Osaka 2014_02」へ。

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