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ナレッジキャピタルと「アルスエレクトロニカ」との新たなコラボレーション展示&プログラム。
第1回目のテーマ「CODE: 私たちの時代の言語」のワークショップに参加してきたので、大まかな流れをメモ。
日時は2014.11.8(SAT)14:00-17:00で、14名の参加。 ナレッジサロン プレゼンラウンジにて。
ゴラン・レヴィン(Golan Levin)とアルスエレクトロニカメンバーによるグループディスカッション形式。

【00】テーマ
ロジカル&カジュアルに考える:コンピュテーショナル・シンキングをいたずら書きや言葉遊びで体験する。
Thinking Logically & Casually : Teaching Computational Thinking with Doodling and Word Games.

 

【01】Flocking behavior/鳥の群れ動き

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鳥が群れになって飛び回る動き、この動きの美しさをどう再現するか。
こうした集団の動きは、鳥に限らず魚や昆虫、動物の群れなどがそうであるように
自然界のさまざまな場所で見られる。
一見すると複雑に見えるこうした群の動きは、
非常にシンプルなルールによって、コンピュータによるシミュレーションが可能。

◉中央のスペースに14人の参加者が集まって、シンプルなルールによる複雑な群れの動きを体験する
集まって14人の参加者には以下のようなルールを元にゆっくり歩いてもらう。
少しずつルールを変化していって、その小さなルールの変化が、群れの動きにどのように影響するかを体感するワークショップ。

1)ターゲットを誰か一人決めて、その人の後ろに1mくらい離れてついていく
2)自分よりひとつ若い番号の人の後ろに1mくらい離れてついていく
3)条件1:ターゲットを一人決める、条件2:右か左かを決める
→条件1のターゲットに対し、条件2の側に方を並べるようについていく
4)視界の中の3人をターゲットにし、その3人が必ず視界に入るように体の向きを変えながら動き回る
5)視界の中の2人をターゲットにし、その2人の中心になるように動き回る
・・・

ルールはだいたいこんな感じで、すこしずつ変わっていくルールによって、
その後の行動にどんな変化があるのかを体験する。

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Flocking behavior/鳥の群れ動きのシステムを構成する要素

COHESIONーグループに加わろうとする力
SEPARATIONー個体同士が一定の距離を保とうとする力
ALIGNMENTー整列する力
BRAKINGーペースダウン(進攻先の経路が狭くなった場合など)

 

 

【02】言葉はどこまで正確か

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2人ペアになって、背中向きに座る→自分の手に持っている絵を、
「言葉」だけで相手に伝え、描いてもらう。
上の図は当日実際に使用した絵の(だいたいの)再現図。
言葉だけによる説明は、どの程度の正確さを持って伝えられるか。

どのペアも線の位置がずれているなど、「完全に正確」な描写はできなかった。
大まかには近いものの、細部でのギャップがある。
このワークショップの結果のように、我々がコンピュータに出す命令と、
人間の側の意図にも少なからぬギャップがある。
大きさ、位置、角度など様々な情報を詳細に伝えるなど、
その最後の小さなギャップをいかに埋められるか、という視点が重要。

 

 

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ドローイングの実験

・左図
描写:円弧の一部を紙面に描く→その端点からおなじように円弧を描く(繰り返し)
条件:ただし全ての線は交わらないように独立すること

・右図
描写:中央に大きく正円を描く→その正円の中に円周のどこなに接する正円を描く(繰り返し)
条件:ただし全ての円は交わらないように独立すること

これらも、上記のように非常に単純なルールでも、参加者のそれぞれは全く異なる絵を描く。
単純なルールで多様的な結果をもたらす例。

 

続きは「アルスエレクトロニカ『CODE』WS_02」へ。

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