A tower with its top in the heavens.
天まで届く塔を建てよう

神のいる天界にまで届く塔を建てようとした人間の不遜な行いに、
神が下した罰として描かれる「バベルの塔」のエピソード。
そこには、何故人間が、
互いに異なる言語を話すようになったかという原因譚としての側面があります。

 

旧約聖書の描いた世界

もともと人々は同じ1つの言葉を話していた。シンアルの野に集まった人々は、煉瓦とアスファルトを用いて天まで届く塔をつくってシェムを高く上げ、全地のおもてに散るのを免れようと考えた。神はこの塔を見て、言葉が同じことが原因であると考え、人々に違う言葉を話させるようにした。このため、彼らは混乱し、世界各地へ散っていった。 wikipedia

今日の記事「Google の統一チャットアプリは「Babel」? iOS / Android / Google+ / Chrome / Gmail に対応」を見て、Googleのやろうとしていることはなんなのか、とふと思いました。

 

Googleの目指す世界?

現在巷にあふれるメジャーなチャットツールのほとんどは、
英語なら英語、日本語なら日本語と、書いた本人の書いた言語がそのまま表示されます。
多言語間翻訳の技術はめざましい勢いで進歩しているように見えますが、
(サービスの上での)言語の非統一性の解消には時間がかかりそうです。
たとえば、世界的な主要言語のひとつである英語が堪能では無い人間にとって、
英語で他者と円滑なコミュニケーションをはかるにはまだまだ壁があります。

 

奪われた言語の再構築

Googleのチャットツールの名前が「Babel」になるかも、という記事を見たとき、
冒頭の「バベルの塔」のエピソードを思い出しました。
奪われた「統一言語」の再構築をGoogleが行おうとしているのだったら面白いなぁと。
リアルタイムでタイプした言葉を、相手の言語に翻訳されて表示させることができる。
世界中の国の人々と言葉の壁を越えてコミュニケーションがとれたり、
Hangoutで話した言葉がリアルタイムで自分の声で翻訳されて相手に伝わったり
(そういえば以前にそんなサービスがあったような…)、
たとえばGoogle+に実装してくれたらなんて素晴らしいんだろうと。

 

そういえばGoogle Waveが…

と、ここまで書いて2012年4月末にサービスを停止した
Google Waveにも同じ機能があったことを思い出した!
「Rosy」という名前の翻訳ボットで約40言語に対応、
ユーザーがタイプする速度に追随して翻訳された文章を表示させることができました。
当時、非常に便利だったGoogle Waveのサービス停止に落胆した事を思い出しました。
結構使わせてもらってたんだけどなぁ。
もう一度世の中に出してくれるのを(どうなるのかはわからないけど)勝手に期待をしてます。

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