著書はアメリカの偉大な振付家。
自身の仕事によって得られた、クリエイティブ性を獲得する方法が紹介されている。

著書内に多々引用される歴史上の偉大な芸術家たち、特に音楽や絵画といった分野への造詣の深さと、それらを自分自身のクリエイティブ性に手繰り寄せ、自らの日常の中で体系化しようと体得してきた具体的な方法が、32のエクササイズというかたちでまとめられている。

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それぞれのエクササイズは、時に抽象的であったり、非常に具体的であったりと、我々の日常において様々なレベルに偏在しており並列的なものではない。すべての方法が、必ずしもすべての人に意義をもたらすものではないかもしれない。
しかし、読みやすい文体と、振付家として第一線で活躍している彼女独自の視点から描かれる多くのエピソードは、創造性の本質をたしかに垣間見せてくれる。

多く引用される芸術家たちとは多少(決定的に)異なる彼女の「振付家」という職能が、それでもなお創造性の本質を真摯にみつめるまなざしがすばらしい。

クリエイティブであることは
独自の日常のパターンを持ったフルタイムの仕事である。

クリエイティブになるためには、
どのようにクリエイティブになる準備をするのか学ばなければならない。

想像したものをこの世界に持ち込むためには、
信じるに足る人生を創り上げる言葉を選ぶこと、…スキルが必要だ。

私は儀式で自分の一日を始める。

あなたに効果のある環境を選び、
毎日あなたを前へと駆り立てる始まりの儀式を開発し、
「恐れ」を屈服させ、「気が散るもの」を適当な場所に配置したとき、
あなたは最初のハードルを超えたのだ。

あなたの「鉛筆」を選び、それなしに家を出てはならない。

クリエイティブな人間を圧倒するのは孤独ではない。
すべては、目的のない孤独である。

一人でいることは、想像の避けがたい部分である。

私たちはみな、絵画をそれぞれの見晴らしのいいところから見る。
しかし、私たちはあらゆる範囲の中で、ある特定のところで最も焦点が合うのだ。

カール•ケーニー『ディオニューソスー破壊されざる生の根源像』
ゾーエー 特徴の無い生命全般
伝記 biographyの語源
ビオス ある生命を他のものから区別する概念で、特定の生命を明らかにする。
動物学 zoologyの語源

ジョゼフ•エプスタイン
名前を劇的に変えることは、多くの場合、
その者が生まれながらに持つ権利、所属する集団、
アイデンティティへの裏切りのようだ。

…記憶にも多くの形がある。
そららはすべて、インスピレーションを探る価値がある。

それ自体が芸術でないとしても、メタファーはすべての芸術の活力源だ。

筋肉の記憶
仮想の記憶
感覚の記憶
環境から生じる記憶
組織的な記憶
古代の記憶

悪いアイデア 筋書プロット「女王は死に、王は死んだ」
良いアイデア 物語ナラティブ「女王は死に、王は絶望して死んだ」

知的なプロセスからは、私は動きやダンスの本質的な核には到達しない

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